氷の華とチョコレート
彼のそんな仕草が、とても可愛らしく見えて……。
「……」
さっきまでモヤモヤした感情が、吹き飛んで行ってくれたように、気持ちが軽くなった。
「そうそう、友さんがドリンクのオーダー取るの忘れちゃったから来たんだった、何飲みます?」
あかりさんが思い出したようにサラッと、オーダーを取りはじめる。
「……アイスコーヒー」
真間さんは、何か言いたそうな顔で注文して、また、横を向いてしまった。
「わ、私はホットの紅茶で」
もしかして、あかりさんは、気を使ってくれたのかしら?
「……」
ふと、カウンターを見ると、友さんと目があった。友さんは、驚いたように目を見開いて、その後『ガンバレ』と、口パクで言ってくれた。
「……」
自然と笑顔になる。