氷の華とチョコレート

 そうだとしたら、真間さんのお友達は、とても彼想いの素敵な人達だ。


「かしこまりました、瑛生くんに美羽ちゃん、ゆっくりしていってね」

「はい、……あのっ、あかりさん!」


 お二人の気遣いがわかったら、どうしてもお礼を言いたくなって……。


「ん?」

「ありがとう、ございました」


 わかるように、彼女の目を見て言うと。あかりさんは、ニコッっと笑い、小声で『仲良くね!』と手を振ってくれた。

 やっぱり……。

 心が、とても温かくなった。


「素敵な人たちですね」

「えっ!?」


 横を向いていた真間さんが、驚いて私を見る。


「真間さんのお友達」

「……何を言われたのか、聞いてもいい?」


 そう言われて、私は、あかりさんの言葉を思い出す。



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