君の隣で歌いたい。
「その意気で頑張りたまえ。ところで娘よ、うちのスタジオに興味があるそうだね?」
その言葉に思わず顔をがばりとあげる。
私のはしゃぎようを見ていた沢里がsawaさんにバラしたに違いない。
赤くなる顔を押さえながら私は頷いた。
「すみません、あまりにも立派で」
「よければ好きに使っていいよ」
「えっ!?」
突然のありがたい申し出に飛び上がって驚く。
あのスタジオを使わせてもらえるなんて夢のようだ。
【linK】の楽曲のクオリティを高めることができる。
「ただし条件があーる!」
そう言ってsawaさんは一枚の紙をバシンとテーブルに叩きつけた。
そのカラフルなチラシには大きな文字で『Sawa Sonic』と書かれている。
その意図を読みかねていると沢里がわなわなとそのチラシを指差して言う。