夫婦ごっこ
「私、もうちょっと飲もうかなー」
「ちょっと、ゆめちゃん飲みすぎじゃない? 大丈夫?」
すでに顔を赤くしたゆめがまだ酒を飲もうとするから奈央は心配の声をかけた。前後不覚になるほどではないようだが、飲みすぎれば明日に響いてしまうだろう。明日はまだ平日ど真ん中の水曜日なのだから、抑え気味くらいのほうがいいはずだ。
「大丈夫ですよ。今日は飲んで、リフレッシュして、また明日から頑張るんです!」
「ゆめ。リフレッシュはいいけど、明日頑張るためにはほどほどにしときなさいよ? てか、そんな飲まないとダメなほど嫌なことあったわけ? うちの部署、今は割と平和だと思ってたけど」
「あー、いやいや、大丈夫ですよ」
久美の心配の声に大丈夫だと手をブンブンと振って否定している。だが、大丈夫な人がここまで酒に逃げるとも思えない。
「ゆめちゃん、何かあるならちゃんと話してね? ここで言いにくいことなら別でちゃんと時間取るから」
「西条さん、やっぱり優しい! もう大好きです! でも、違いますよ。仕事は大丈夫です。西条さんがいるから何も困ってないです」
「じゃあ、プライベートで何かあったの?」
奈央がそう問いかけた瞬間、ゆめは奈央に縋りついてきた。
「……もう、聞いてくださいよー!」
奈央の腕を取って揺すってくる。ゆめのその様子を見て、向かいにいた久美がため息交じりに小声で奈央に話しかけてきた。
「……奈央、これは長いかも」
「いいよ、いいよ。聞いてあげようよ。人に話してすっきりすることもあるから。時間足りなければ、また違う日に時間取ればいいし」
「あんた、本当面倒見いいね」
「ちょっと聞いてくださいってば!」
久美と小声で話していたら、痺れを切らしたゆめが奈央の腕を強く引っ張ってきた。
「ちょっと、ゆめちゃん飲みすぎじゃない? 大丈夫?」
すでに顔を赤くしたゆめがまだ酒を飲もうとするから奈央は心配の声をかけた。前後不覚になるほどではないようだが、飲みすぎれば明日に響いてしまうだろう。明日はまだ平日ど真ん中の水曜日なのだから、抑え気味くらいのほうがいいはずだ。
「大丈夫ですよ。今日は飲んで、リフレッシュして、また明日から頑張るんです!」
「ゆめ。リフレッシュはいいけど、明日頑張るためにはほどほどにしときなさいよ? てか、そんな飲まないとダメなほど嫌なことあったわけ? うちの部署、今は割と平和だと思ってたけど」
「あー、いやいや、大丈夫ですよ」
久美の心配の声に大丈夫だと手をブンブンと振って否定している。だが、大丈夫な人がここまで酒に逃げるとも思えない。
「ゆめちゃん、何かあるならちゃんと話してね? ここで言いにくいことなら別でちゃんと時間取るから」
「西条さん、やっぱり優しい! もう大好きです! でも、違いますよ。仕事は大丈夫です。西条さんがいるから何も困ってないです」
「じゃあ、プライベートで何かあったの?」
奈央がそう問いかけた瞬間、ゆめは奈央に縋りついてきた。
「……もう、聞いてくださいよー!」
奈央の腕を取って揺すってくる。ゆめのその様子を見て、向かいにいた久美がため息交じりに小声で奈央に話しかけてきた。
「……奈央、これは長いかも」
「いいよ、いいよ。聞いてあげようよ。人に話してすっきりすることもあるから。時間足りなければ、また違う日に時間取ればいいし」
「あんた、本当面倒見いいね」
「ちょっと聞いてくださいってば!」
久美と小声で話していたら、痺れを切らしたゆめが奈央の腕を強く引っ張ってきた。