夫婦ごっこ
「奈央さん、面白そうなのやってるね」
「面白いですよ。この雑誌結構いろんなタイプのものが載ってるのがよくて。義昭さんも一緒にどうですか? 解き終わってないやつ他にもあるから持ってきますよ?」
「じゃあ、お言葉に甘えようかな。僕もそういうの好きだから」
自室から適当な雑誌を持ってきて義昭に渡すと彼も奈央の目の前で黙々と解きはじめた。二人とも集中しているから、会話はまったくなくて、リビングには二人が鉛筆を動かす音しか響いていないのだが、不思議とそれが心地いい。一人で自室にこもって解いていた時よりもなぜか楽しかった。
しばらく集中してパズルを解いていた二人だが、なんとなく視線を感じて顔を上げると義昭と目が合った。こちらを見ていたらしい。
「ん? どうしたんですか?」
「いや、幸せだなーと思って。休日にこうやって誰かと同じ趣味をのんびり楽しむなんて奈央さんとが初めてだから」
義昭も同じようにこの時間を楽しんでくれているようだ。奈央が心地いいと感じたように義昭もそう感じてくれたのだろう。お互いに自然体でいられるから、一緒にいてもちっとも苦にならない。一緒にいるほうが落ち着くくらいだ。
「ふふ、私もです。二人でいるのに、おしゃべりもしないで、黙々とパズルに向き合ってるってすごいですよね。素でいられるからこそというか。気を遣う相手だとこうはいかないから」
「ですね。今のこの空気が僕は大好きです。本当に幸せです」
「うん、幸せですね。あまりにも自由で幸せだから、大人なのにこんな生活してていいんだろうかってちょっと不安になるくらいです」
「面白いですよ。この雑誌結構いろんなタイプのものが載ってるのがよくて。義昭さんも一緒にどうですか? 解き終わってないやつ他にもあるから持ってきますよ?」
「じゃあ、お言葉に甘えようかな。僕もそういうの好きだから」
自室から適当な雑誌を持ってきて義昭に渡すと彼も奈央の目の前で黙々と解きはじめた。二人とも集中しているから、会話はまったくなくて、リビングには二人が鉛筆を動かす音しか響いていないのだが、不思議とそれが心地いい。一人で自室にこもって解いていた時よりもなぜか楽しかった。
しばらく集中してパズルを解いていた二人だが、なんとなく視線を感じて顔を上げると義昭と目が合った。こちらを見ていたらしい。
「ん? どうしたんですか?」
「いや、幸せだなーと思って。休日にこうやって誰かと同じ趣味をのんびり楽しむなんて奈央さんとが初めてだから」
義昭も同じようにこの時間を楽しんでくれているようだ。奈央が心地いいと感じたように義昭もそう感じてくれたのだろう。お互いに自然体でいられるから、一緒にいてもちっとも苦にならない。一緒にいるほうが落ち着くくらいだ。
「ふふ、私もです。二人でいるのに、おしゃべりもしないで、黙々とパズルに向き合ってるってすごいですよね。素でいられるからこそというか。気を遣う相手だとこうはいかないから」
「ですね。今のこの空気が僕は大好きです。本当に幸せです」
「うん、幸せですね。あまりにも自由で幸せだから、大人なのにこんな生活してていいんだろうかってちょっと不安になるくらいです」