夫婦ごっこ
義昭と暮らしはじめてから、あまりにも幸せで奈央は時々不安になる。自分たちはごっこ遊びの夫婦なのに、この生活をこんなに楽しんでしまってよいのだろうかと。素敵な義昭の人生をもらってしまってよかったのだろうかと。ふと冷静になってそう考えてしまうときがあるのだ。
「いいんですよ。大人だって趣味を楽しんで。やらなきゃいけないことをちゃんとやった上で楽しんでるんだから、誰に文句を言われる筋合いもありません」
「それはまあ確かに。じゃあ、とことん楽しでいいのかな」
「はい、それでいいんですよ。パズル解いてる奈央さん、見てて面白いから」
「え、何それ。悪趣味なんですけど……私変な顔でもしてましたか?」
「ううん。小声で解き方をぶつぶつと呟いてるから、それがかわいいなって見てた」
「え、嘘」
「無意識だった?」
「……もう言わないようにします」
「かわいいのに」
「いいんですよ。大人だって趣味を楽しんで。やらなきゃいけないことをちゃんとやった上で楽しんでるんだから、誰に文句を言われる筋合いもありません」
「それはまあ確かに。じゃあ、とことん楽しでいいのかな」
「はい、それでいいんですよ。パズル解いてる奈央さん、見てて面白いから」
「え、何それ。悪趣味なんですけど……私変な顔でもしてましたか?」
「ううん。小声で解き方をぶつぶつと呟いてるから、それがかわいいなって見てた」
「え、嘘」
「無意識だった?」
「……もう言わないようにします」
「かわいいのに」