私の人生を変えてくれた人 〜もし君が生きてたら〜 後編


「それでは後は各担当の先生、お願いします」


そして朝礼が終わった


香音の担当の先生は誰だ………



この学年じゃなきゃあまり関わらなくて済むんだが………



香音が変わってなければおそらく理数系


理数系の先生だと限られてくるけど……………



「高梨先生、よろしくお願いします」

「うん、よろしくね
 ところで…………どこかで会ったことある?
 なんか見覚えあるんだけど…………」

嘘だろ…………

高梨先生か…………


じゃあこの間言っていた教育実習生って…………

「少しですけど…………」

そして高梨先生の後ろに立っていた俺を見てきた

そのタイミングで俺も高梨先生に話しかけてた

「高梨先生、少しよろしいですか?」

「ん?
 あぁいいよ
 ちょっとだけ待っててね」

そして高梨先生と一緒に廊下を出た





「高梨先生…………この間言っていた教育実習生って…………」

「あぁ、彼女のことだよ」

「やはりそうでしたか……………」

「どうかした?」

「………………高梨先生、さっき見覚えあるって言いましたよね?」

「うん、言ったね」

「会ってますよ………一回
 少し前ですが」

「え、そうなの?
 てか、何で下山先生が分かるの?」

「……………俺の元カノ、覚えてますか?」

「確か………香音さん………香音…………あぁ!」

「…………まさかここで再開するとは………」

「え、嘘
 どうしよ、変える?
 事情話せば変えれると思うけど………」

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