年上の彼女
「これからどうするの?」

ベッドに横になって悦子が聞く

「バイトを続けるよ
あとは日中にできる仕事を探すようかな?」

「まずは実家に帰ってみない?」

「なんで?」

「きちんと挨拶にきてほしいって
言われたから」

「挨拶?」

「うん」

親父は悦子との仲を認めたのか?
あのオヤジが?

不思議だ

俺のすることには
何でも反対する親父が

なんで悦子との交際を
認めたのか?

「考えておくよ」

「ねえ」

「ん?」

「私はこれで
戸田君の彼女になれた?」

「え?」

恥ずかしそうに悦子が聞いてきた

そうか
俺ら、そういうのを
考えたことなかった

生徒と教師であるのを
よく気にしていた悦子だったから

俺との体の関係を嫌がっていると
思ってた

「ああ
悦子は俺の恋人だ」

俺はぎゅうっと抱きしめた

「やばい…
またやりたい」

「え?」

俺は、悦子にキスをした
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