エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
 夏の暑さにうんざりしていたある日、私はすっかり仲良くなった百合先生とお喋りを楽しんでいた。

「せっかく難しいテストにしたのに、全問正解なんて! 私が純美ちゃんにレッスンしてもらいたいくらい」

「じゃあ、英語のレッスンを始めます?」

 先生も英語を話せると知っていながら、茶化して言う。

「イタリア語の授業中なのに? でもイタリア語で英語を勉強するっておもしろいかも」

「ちょっと、本気にしないでくださいよ!」

 軽口を言い合っていると、ふと先生が思いついたように言った。

「だいぶイタリア語を話せるようになったけど、マスターした後の目標はやっぱり旦那さん?」

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