エリート外交官はワケあり妻を執愛で満たし尽くす
「そこまでは……。さっぱりしたものが欲しいな、くらいだったと思いますよ」

「ドレッシングをかけていないサラダとか?」

 やけに具体的な例を出されたことに違和感を覚え、よく考えてから答えようとした瞬間、はっと気づいた。

「先生、もしかして……」

「よくあるようなことは起きてないんだけど、朝から晩までレタスが食べたくてたまらないの。今日、純美ちゃんに会えたら相談しようって」

「ほかには? 変だなって感じること、ありますか?」

「熱っぽいとか、なんとなくだるいとか……? でも、最近暖房に頼りっきりの生活だからかなって気もしてて」

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