危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる

「お人好しも行き過ぎると命に関わる。いくらなんでも危機管理が甘すぎるだろう」

 優しくしたいのに、責めるような言葉が口からこぼれてすぐに後悔する。傷に塩を塗るような行為で、案の定すみれの表情が曇った。

「自分でもそう思う。巻き込むつもりはなかったの。本当にごめんなさい」
「巻き込んだらいい。一人じゃ対処できないだろう」

「刺すつもりだった」というマナの言葉には心底ぞっとした。達也のことは軽蔑しているが、連絡をくれたことには感謝した。
 なぜあんな危険なことをしたのか。
 あんな女の言い分は聞くべきではないし、部屋に上げるなんてとんでもないことだ。

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