危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる

「抱いて……」
 
 すみれが自分から求めるのは初めてだった。
 その真摯な言葉に応えるように唇を貪る。

「すみれ。どうした」

 すみれの声は震えていて、不安げで、今にも消え入りそうだった。

「蓮、私を離さないで」

 様子がおかしい。
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