危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる
 すみれはなにも悪くない。
 悪いのは巻き込んだ自分だ。本当はもっとましな男がいるんじゃないか、そうはわかっていても、いざそのことを想像すると狂いそうになる。
 運命を呪い、過去に囚われ、すみれを傷つけた。

心から誰かを愛せる幸せを教えてくれたのはすみれだ。
 たとえ不幸な巡り合わせであったとしても、未来まで閉ざす必要はないのだ。そう信じていた。
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