危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる

 少し浮世離れしているし、体が弱くてよく寝込むこともあるけれど、そんなママをパパは宝物みたいに大切にしているのが娘でもわかる。
 子供の自分から見ても、二人はとても幸せそうだった。

 一度だけ二人がどんなふうに出会ったのか尋ねたら、少しだけ悲しそうな顔をした。
 
 絵本は子供向けには、とても長くて少し内容が難解で長くて、でも色使いがとっても美しかった。

 森の入り口で生活する少年リッケは、願いを叶えるという伝説の魔法の石を見つけるため、森へと冒険に出る。魔法の石は、持ち主の願いをひとつだけ叶える力を持っていると言われていた。
 リッケは冒険の中でセラという名の少女に出会う。彼女もまた魔法の石を探しており、二人は力を合わせて石を探すことにする。長い困難の末、ついに輝く魔法の石を見つける。
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