危険な略奪愛 お嬢様は復讐者の手に堕ちる
ここまで悪質なものは滅多にないが、父の職業柄、嫌がらせには慣れている。これまでだって、父の政策に反対する人間に自宅に中傷ビラを撒かれたことだってある。こんなことに心を乱され疑心暗鬼になってはいけない。
そう思いつつ、達也と女性が寄り添う写真まで入っていて、不安と焦燥に心臓がバクバクと音を立てた。
『妊娠については達也さんの両親も知っています。あなたのお父様に政治上の便宜を図ってもらうための結婚です。あなたはお父様の言いなりに愛のない結婚をするのでしょうか』
そこまで読むとすみれは、その手紙をゴミ箱に投げ捨てた。本来なら証拠として取っておくべきなのかもしれないが、一秒でも目に触れるところに置きたくなかった。
週末になり、達也に誘われ出かけることになった。例の手紙について電話ではなく直接話すつもりで。
朝、自宅まで達也が迎えに来ることになっている。
そう思いつつ、達也と女性が寄り添う写真まで入っていて、不安と焦燥に心臓がバクバクと音を立てた。
『妊娠については達也さんの両親も知っています。あなたのお父様に政治上の便宜を図ってもらうための結婚です。あなたはお父様の言いなりに愛のない結婚をするのでしょうか』
そこまで読むとすみれは、その手紙をゴミ箱に投げ捨てた。本来なら証拠として取っておくべきなのかもしれないが、一秒でも目に触れるところに置きたくなかった。
週末になり、達也に誘われ出かけることになった。例の手紙について電話ではなく直接話すつもりで。
朝、自宅まで達也が迎えに来ることになっている。