柚菜〜初恋編〜

司会「まずは、伴奏者から。呼ばれた人は壇上に上がってください。一年生から　　一年三組　高橋雄太」


雄太「はい」


スッと立ち上がり壇上に上がる雄太


校長先生に賞状をもらい一礼する




沢山の拍手が体育館に響く



雄太は、凄く嬉しそうな顔をしている



柚菜の隣に戻ってくると、満面の笑みで賞状を見せる



柚菜「おめでとう！」




司会「次は、伴奏者です。呼ばれた人は、壇上に上がってください。一年生から　　　一年三組高瀬柚菜」


柚菜「えっ」


雄太「はいだろ！早く行け！」



柚菜は慌てて立ち上がる


柚菜「はっはい！！」


小走りで壇上に上がる


笑いが湧く


無事に賞状をもらい、一礼する



拍手と笑いが混じる



柚菜は恥ずかしくなり、足早に戻る


座ると雄太がニコニコしていた



雄太「やったな！」



柚菜「嬉しいけど‥なんか夢みたい」



雄太「一番良かったよ指揮」


真っ直ぐ柚菜を見る雄太


柚菜「そうかな‥ありがとう」


柚菜は、照れくさそうに目線をそらす


雄太「最後は合唱だなっ」


柚菜「それは大丈夫！絶対！」


指揮者も終わり、次は合唱


司会「次が最後になります合唱です。代表で、学級委員の一人が壇上に上がってください。一年生　　一年三組‥」



歓声が上がる



男子の学級委員が壇上に上がる



一年三組全員が、すごく誇らしそうな顔をしている



拍手喝采で合唱コンクールは幕を閉じた