「みんなで幸せになると良いよ。」

2.小さい家族

彼は帰るようにずっと言ってたけど、私は言うことを聞かずに家まで押しかけたの。
彼の家は片親でお母さんと一緒に暮らしてた。裕福じゃないのは賃貸の一軒家を見てすぐわかった。

お世辞でも「お金のありそうな家」ではなかった。

それでもお母さんはいきなり息子が連れてきた女の子にも優しくしてくれた。

お母さんは日本的な美しさのある顔だったけど、苦労からか少しだけ疲れて見えたわ。皺も高校生の母親とは思えないくらいあった。だけど、年齢は若かったと思うわ。

下町の美人な女、それが第一印象ね。
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