「みんなで幸せになると良いよ。」
「1年前なら今頃コンクリートの上に寝転がっとったかな?」

2度同じ手はくわないといった声色で背を向けたままの黒い長い髪に言った。
彼女は返す言葉もなく

『次、何分?』と電光掲示板を見た。
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