「みんなで幸せになると良いよ。」
右後ろから突然声がして驚くと椿が彼女の後姿を目で追っている。

「いつからおるねん。声かけてよ。」

『美人とアンタがみつめ合ってるとこくらいに来た。ちょっとドキドキしたよ。」

「もぅ、目覚めたん?同性愛。」 

一度『えっ?』という顔をして、爆笑する。

『いや、浮気現場遭遇!?みたいなトキメキ。心配じゃなく、あくまでトキメキ』

『心配してないよ。したければすれば?』という強調に可愛いらしさを覚えた。

「めっちゃタイプ。言い寄られたら即付き合うわ。」

意地悪な言葉で彼女の反応をみる。

『ヤッたら感想文書いて提出するように。400字詰めを3枚ね。』

「はいよ。」
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