小児科医が甘え下手な看護師に愛を教えました
"葵さんへ。
まず、僕がしようとしていることは許されないことだと思います。普通の人ならまだしも、僕は健康で元気に生きていられていることがすごく幸せなことだと、真を通じて、深く理解しているのに。それを自らの手で終わらせようとしているから…

僕は葵さんに出会えて幸せでした。自分が弟に親を取られているような感覚で自分のことも弟のことも嫌いになってた。でも、この気持ちを丸ごと受け止めてくれて、僕の気持ちを否定しないでくれた。

僕は救われました。

こんな気持ちを持っていてもいいんだと自分を認めることもできた。

ありがとうございました。"

1枚目の手紙が終わった。
私は、あなたを、悠くんを救えてない。救えなかったからあんな行動を起こしてるのに…
なんで…私に感謝を…

悔しい思いでいっぱいだった。

2枚目に目を移したとき、

"ここからは、葵さんと松崎先生で一緒に見てください。葵さんが一人で見てはだめです。"

ここまで読んで私は、手紙を閉じてそばにいた、松崎さんに視線を合わせた。

「松崎先生も一緒に…って書いてあって」

「俺と?じゃあ、この机において読もうか」

言われたとおりにして、手紙を広げて読み始めた。
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