タオル係の、独占欲。(短)

「ってか、文化祭だからって張り切られても……なんかね。緒都くんのガラじゃないっていうか」

「そーそー。緒都くんに仕切られても、冷めちゃうよね~」



髪を指にまきつける横峯さんと、ネイルされている爪を見る白石さん。

どちらも自分のことしか興味がないくせして、人の事になると人一倍、口を挟みたくなるらしい。



「ってかウチのクラス、文化祭なにすんの?」

「さー? なんもしないんじゃない? なんたって無気力な緒都くんが委員長だし。あはは!」



「……」



いつもなら「ただの噂」と、放っておく私。

だって「知らんぷりちゃん」なんて言われてるくらいだし。口を挟むことじゃない。


だけど……
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