タオル係の、独占欲。(短)

「でも、言葉の端々でイケメンたる風格を感じる……」

「思った。知らんぷりちゃんが泣いてたなんて、普通きづかん。泣くんなら、もっと堂々と泣くべし」

「す、すみません……?」



渋々あやまる反面。

私がこっそり泣いてるのを知ってたのは、緒都くんだけだったと知る。

そして、その事に気付いた緒都くんは、やっぱりスゴイと思うわけで……。



――俺、君の泣き顔が好きだからさ



「っ!」



あの謎発言を思い出し、ぶふっ!と吹き出す。

瞬間、口に含んでいたシュウマイのグリンピースだけがスポンと飛んで出て行った。
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