タオル係の、独占欲。(短)

「ほら、今まで鏡花のことを好き勝手言って来たから……お詫び? っていうの?」

「お、お詫び……?」

「そう! だから、あーもう!」



すると朋も恥ずかしそうに、ギュッと目をつむる。

そして――



「「一緒に帰ろって誘ってんの!」」

「え……っ」



まさか、え……本当に?

てっきりお昼は、義務感のようなもので。嫌々わたしと一緒にご飯を食べていたと思っていたから……。

でも、今は?



「また、義務感とか……?」

「おい、疑り深いな!」

「そういうもろもろの誤解を解きたいのと、謝りたいのと……。だから一緒に帰ろって言ってんの!」

「っ!」



私はずっと「知らんぷりちゃん」なんて言われていて、誤解されていたけど……。

もしかしたら――
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