タオル係の、独占欲。(短)
「意外に、素直な人たちなのかも……?」
「だから聞こえてるって」
「心の声、ヤバいもれてるって」
もしかしたら私も、彼女たちのことを誤解していたのかもしれない。
それに、私が自分勝手に机に伏せていたのも事実だし……。
「私も、もっとお話し、したい……です」
「……ん」
「よし、じゃあ帰ろ! 行こ!」
有美と朋は、私の肩をガシッと掴む。
「あ……」
今まで一人分のカバンの重みしか感じなかった。
それが、今は凄く重たくて……。聞こえるスリッパの音が大きくて。
私の周りが、とてもにぎやかな事が……信じられなくて、素直に嬉しかった。