君が死ねばハッピーエンド
「なんでちーちゃんのこと”ちぐさ“って呼ぶの…」

「千種?」

「昨日まではそんな風に呼んでなかった」

「だからそれは、シイナの親友で、だから俺もけっこう関わりあるのにいつまでも距離感がちょっと遠いっていうか」

「近くならなきゃいけないの!?」

「え?」

「違う…違うの。分かってる。友達だもん。それに彼女の親友なら尚更だよね?仲良くしてたいよね?だからって…私が居ない間にいつの間にそんなことになったの」

「昨日、シイナが早退した後だよ。教室でもう一回みんなと話をして、それから千種とも二人で話したんだ。千種もシイナのことですげぇ落ち込んでたし、だからこれからは二人でシイナのこと支えていこうって。でも千種の絵の犯人だって見つかったわけじゃないし、元々悲しかったことは消えないからさ。その…なんていうか、慰めたりしてたんだよ。それで自然な流れで、そう言えば呼び方、よそよそしいよなってなって…」

「二人っきりで慰めてたんだ」

「…ごめん。シイナに対して配慮が足りなかったよな」

「小さい人間だって分かってる。呼び方一つで朔の気持ちを疑ってることも嫌だよ。でも私、朔の彼女で居ていいんだって自信が無いの!だから呼び方一つでもすごく不安になる。朔の気持ちが私より他の子にいっちゃうんじゃないかって。親友なのにちょっとでも疑っちゃう自分が嫌なの!」
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