茨の蕾は綻び溢れる〜クールな同期はいばら姫を離さない〜
「はると……もう、挿れ……んっ」

恍惚としたまま、うわ言のように呟く百子の唇を陽翔は塞ぎ、百子の頭を撫でる。彼女の小さな手が陽翔の熱杭にそっと触れたため、陽翔は反射的に身を引いた。

「……こら、百子。病み上がりなんだからやめとけ」

「なんで……? 私も陽翔に気持ちよくなって欲しいのに……」

彼女の健気さに、陽翔の心臓はどくんと跳ね、中空を彷徨う彼女の手を掴み、分身に誘導したい劣情が全身を電流のように駆け抜けた。しかし陽翔は首を横に振って彼女の口を塞いだ。

「俺は百子に無理をさせたくない。その気持ちは嬉しいが、今日は俺に啼かされとけ」

唇を離した陽翔は、熱杭をわざと百子の太ももに押し付け、緩く腰を前後に動かすと、口元を歪め、避妊具の包装を破る。百子は首まで顔を赤くしていたが、ボソリと呟く。

「で……でも……ひゃんっ!」

「俺は早く百子のナカに入りたい。百子だってこれが欲しいんだろ? さっきからひくついてるし」

いつの間にか避妊具を装着している熱杭で、陽翔は百子の秘花を下から上に撫でる。百子の抗議を嬌声に昇華させた陽翔は、百子に覆い被さり、耳元で囁いた。

「ゆっくりするから、痛かったら引っ掻くなり殴るなりしろよ」

百子が何かを言う前に、陽翔はすかさず百子に口づけし、彼女の舌を追いかけて、自身の舌に絡ませる。そして熱杭の先端をピタリと蜜口にあてがい、腰をゆっくりと押し進めた。

「んん……っ!」

(狭いな……)

締まる隘路を掻き分け、陽翔はさらに百子の舌を絡めて軽く吸う。すると僅かに襞が緩み、まるで陽翔をさらに奥に誘おうと蠢いた。陽翔は彼女の上顎を、歯列を、舌の裏を丹念に舌でなぞりながら、隘路が導く最奥まで、じりじりと腰を動かした。

「百子……全部、入ったぞ」

唇を離すと、銀糸が束の間二人を繋いで、やがて部屋に溶けた。彼女の両腕が陽翔の背中に回され、百子の胸がぴったりと密着し、彼は百子を抱きしめて頬をすり寄せる。

「……陽翔でいっぱいなの、嬉しい……!」

百子は陽翔の頭を撫でながら、満ち足りたように微笑む。入院中はキスとハグくらいしかできなかったため、こうして陽翔と極限まで密着しているこの時間が、たまらなく嬉しいのだ。百子は陽翔の頭を引き寄せ、唇に啄むようなキスをすると、彼の両腕の力が強くなり、下腹部の圧迫感が増した。

「……え? なんか、おっきく……?」

「百子が可愛いこと言うからだろ!」
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