クリスマスのあの日私はあなたに出会えて良かった
「そろそろ出勤時間近いから行こうか?」

「うん!」

私たちは図書館を出ていつもの職場に向かった。

職場に着くと私は仕事、海斗くんは引き続きカウンターで勉強をしていた。

お客さんがいないときや忙しくないときは教えている。

「一希はまだ...ごめん」

「全然良いよ。それより海斗くんは一希くんと連絡取れてるの?」

「ううん。あの一希の家が売りに出てたあの日以来取れてない。」

「そうなんだ。」

「いつ帰って来るんだろうな」

「そうだね...」

「絵理奈さんごめんね?こんな暗い話しになちゃって...」

「全然大丈夫だよ。」
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