縁結び~名前も知らない君が好き~



もうこれ以上話すことは無いな。







教室へと戻った私は、香夜に終わったことを伝えてカバンを持ち先に教室を出た。







教室を出た時もまだ立ち尽くしていた冬弥。












――――冬弥side





終わった……。







正樹に嘘の悪口を言っていたのが咲にバレるし、正樹には俺が嘘ついていたのがバレるし。







「ねぇ、冬弥」







のある女の声。下げていた目線を上へ向ける。


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