余命宣告された私が出会ったのは、キスで寿命を伸ばすことのできる人でした。
☆☆☆
重たい体を引きずるようにして教室へ入ると、昨日メッセージをくれた友人が気まずそうな表情で近づいてきた。
「萌、昨日は突然あんな写真送ってごめんね」
そう言う彼女は本当に申し訳なさそうにしていて、悪意がないことがわかった。
「ううん、大丈夫だよ」
本当は全然大丈夫じゃなかったけれど、そう答えるしかなかった。
無理に作った笑顔は引きつってしまい、友人は悲しそうに表情を歪める。
そんな顔してほしくないと思うのに、うまく言葉が見つからない。
「大樹くんのこと、少し考えたほうがいいと思う」
次に言われた言葉は萌の胸に突き刺さった。
友人の彼氏が他の子とキスをしていたら、誰だって同じような助言をしたはずだ。
萌だって、きっと同じことを伝えたと思う。
早く目を覚まして。
重たい体を引きずるようにして教室へ入ると、昨日メッセージをくれた友人が気まずそうな表情で近づいてきた。
「萌、昨日は突然あんな写真送ってごめんね」
そう言う彼女は本当に申し訳なさそうにしていて、悪意がないことがわかった。
「ううん、大丈夫だよ」
本当は全然大丈夫じゃなかったけれど、そう答えるしかなかった。
無理に作った笑顔は引きつってしまい、友人は悲しそうに表情を歪める。
そんな顔してほしくないと思うのに、うまく言葉が見つからない。
「大樹くんのこと、少し考えたほうがいいと思う」
次に言われた言葉は萌の胸に突き刺さった。
友人の彼氏が他の子とキスをしていたら、誰だって同じような助言をしたはずだ。
萌だって、きっと同じことを伝えたと思う。
早く目を覚まして。