余命宣告された私が出会ったのは、キスで寿命を伸ばすことのできる人でした。
萌が出した答えは中途半端なものだった。


だけど今の自分が決断できるのはそこまでだった。


大樹のことはまだ好きだし、一緒にいたいと思っている。


あのキスはなにかの間違いではないかいかと期待している部分もある。


あんなにハッキリ目撃したのに……。


「うん。それがいいよ。無理はしないで」


希の言葉に萌は大きく頷いたのだった。
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