訪れたのは、ほんの少しの甘い予感

私、白凪のこと意識してるってこと?


それって私が白凪のこと好きとかそういう …?


頭の中がぐるぐると回り出す。

でも、何故だろう。


好きかもしれないって気づいたのは今のはず。

そのはずなのに、ずっと前から白凪のことが好きだったみたいな不思議な感情。


答えのない疑問に頭を悩ませていると部屋の時計が目に入る。


「って、うわぁ!もうこんな時間!?」


結局、私が大広間についたのはそれから20分近くすぎた頃で。

そして待ち構えていたのは、ちょっと冷めた朝食と目元が全然笑っていない、むしろ恐怖すら覚える笑みを浮かべた白凪だった。

(その場にいたほかのメイドと執事たちが少し怯えた表情をしていたのが、ほんとに申し訳なかった...。)

< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:8

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

憂鬱な日々に恋詠う

総文字数/684

詩・短歌・俳句・川柳21ページ

杠葉 葵が消えた理由

総文字数/2,427

その他7ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop