愛しのプラトニック・オレンジ~エリート消防官の彼と溺甘同居中~
唯一困るのは、新しく買った服を見せられたときで。
「かわいい。似合ってる」
「北斗さん、本当にそう思ってる? かわいい以外、聞いたことがないんだけど。お料理はちゃんと批評してくれるのに、服の感想は適当じゃない?」
「本当にかわいいんだから、それ以外言いようがないんだよ」
眉を下げて答えると、彼女は背中を向けて不満そうに愚痴を連ねた。
「もうちょっと……綺麗とか、大人っぽいとか……そういう感想も……」
それで今回は珍しく、タイトスカートや透け感の強いシャツを着ているのか。
だが、気づいていてもかわいい以外は言いようがない。
「なにか言ったか?」
「べ、別に、言ってないよ」
わざと知らない振りをすると、彼女はちょっと拗ねたようにとぼけた。
「で、その格好でどこに行くんだ?」
「? 特に決めてないよ」
男とデート、なんて言われなくてホッとしている自分がいる。綺麗、大人っぽい、そう思ってもらいたい対象が俺だけで安堵した。
「休みが合うようなら、買い物でもしに行こうか。付き合うよ」
彼女がバッと振り向く。目をきらきらと輝かせながら。
「うん!」
その笑顔は、まだ誰のものにもなっていない。
「かわいい。似合ってる」
「北斗さん、本当にそう思ってる? かわいい以外、聞いたことがないんだけど。お料理はちゃんと批評してくれるのに、服の感想は適当じゃない?」
「本当にかわいいんだから、それ以外言いようがないんだよ」
眉を下げて答えると、彼女は背中を向けて不満そうに愚痴を連ねた。
「もうちょっと……綺麗とか、大人っぽいとか……そういう感想も……」
それで今回は珍しく、タイトスカートや透け感の強いシャツを着ているのか。
だが、気づいていてもかわいい以外は言いようがない。
「なにか言ったか?」
「べ、別に、言ってないよ」
わざと知らない振りをすると、彼女はちょっと拗ねたようにとぼけた。
「で、その格好でどこに行くんだ?」
「? 特に決めてないよ」
男とデート、なんて言われなくてホッとしている自分がいる。綺麗、大人っぽい、そう思ってもらいたい対象が俺だけで安堵した。
「休みが合うようなら、買い物でもしに行こうか。付き合うよ」
彼女がバッと振り向く。目をきらきらと輝かせながら。
「うん!」
その笑顔は、まだ誰のものにもなっていない。