愛しのプラトニック・オレンジ~エリート消防官の彼と溺甘同居中~
三津屋さんが私の頬に手を伸ばしてくる。

撫でられそうになって、思わず「やっ」と拒んでしまった。手が突っ張っても離してくれない。

彼の目にわずかに怒りが宿る。

「そんなに怯えなくてもよくない? 真誉ちゃんってちょっと失礼だよね。俺たちにもあんまり興味持ってくれてなかったみたいだしさあ」

「え……」

「桜庭は試食会とか言って濁してたけどさあ。人数的に合コンだってわかるでしょ? もう少し気のある素振りしなよ。空気読めないなー」

突然責め立てられ、心苦しい気持ちになる。

私は失礼な態度を取っていたのだろうか。確かに合コンなんて初めてだったから、どうすべきかもわからなかった。

逃げ出したい気持ちと申し訳なさで涙が出そうになる。

「桜庭に紹介してもらってるんだから、ちょっとは相手を立てようとか、思わないの?」

「す、すみません……」

「あー、きつい言い方してごめんね? 真誉ちゃん、俺たちより四つも年下だもんね。いきなり合コンのマナーなんて言われても、わかんないよね。俺がいろいろ教えてあげるから安心して?」

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