敏腕社長は雇われ妻を愛しすぎている~契約結婚なのに心ごと奪われました~
「私、まだまだ未熟で至らないところも多いし、隼人さんに迷惑をかけてしまうかもしれません。それでも……」
母や木下さんみたいな別れ方をしたらどうしようかと不安になる。隼人さんを失いたくない。
「そんなふうに思わなくていい。完璧な人間なんていないんだ。未希は思いやりがあって努力家で、いつだって人や仕事に真摯に向き合っている。そういうところに俺は惹かれた。両親や大澤社長も同じだろう」
隼人さんは私の頬を撫で、指先で私の涙を拭う。優しい手のひらの温もりと微笑みに、ますます視界が涙で滲む。
「だから大丈夫だ、自分を責める必要はない。無理をしなくても取り繕わなくても、そのままの未希がいいんだ。全部含めて愛させてくれないか?」
長い間、自分が嫌いだった。今の私だと受け入れてもらえないって。ずっと愛されたくて必死だった。
でもいいのかな? 私は隼人さんに――。
「愛されたいです。私も隼人さんを幸せにしたいから……好きです。ずっとそばにいさせてください」
希望を口にしても、相手に望んでもいい?
求めたり与えたり、どちらか一方だけじゃない。傷つきたくなくて、ずっと動けなかった私は変わるんだ、変わりたい。
ゆっくりと顔を近づけられ、目を閉じると唇を重ねられる。今まで何度かキスを交わしてきたけれど、初めてなにも考えず受け入れられた。
「なにを言われてももう放さない。こんなにも欲しいと思うのは未希だけだ」
かすかに唇が離れ、そっと囁かれる。そうやって隼人さんの言葉や態度が私の中に長い間居座り続けている不安をまた溶かしていく。
母や木下さんみたいな別れ方をしたらどうしようかと不安になる。隼人さんを失いたくない。
「そんなふうに思わなくていい。完璧な人間なんていないんだ。未希は思いやりがあって努力家で、いつだって人や仕事に真摯に向き合っている。そういうところに俺は惹かれた。両親や大澤社長も同じだろう」
隼人さんは私の頬を撫で、指先で私の涙を拭う。優しい手のひらの温もりと微笑みに、ますます視界が涙で滲む。
「だから大丈夫だ、自分を責める必要はない。無理をしなくても取り繕わなくても、そのままの未希がいいんだ。全部含めて愛させてくれないか?」
長い間、自分が嫌いだった。今の私だと受け入れてもらえないって。ずっと愛されたくて必死だった。
でもいいのかな? 私は隼人さんに――。
「愛されたいです。私も隼人さんを幸せにしたいから……好きです。ずっとそばにいさせてください」
希望を口にしても、相手に望んでもいい?
求めたり与えたり、どちらか一方だけじゃない。傷つきたくなくて、ずっと動けなかった私は変わるんだ、変わりたい。
ゆっくりと顔を近づけられ、目を閉じると唇を重ねられる。今まで何度かキスを交わしてきたけれど、初めてなにも考えず受け入れられた。
「なにを言われてももう放さない。こんなにも欲しいと思うのは未希だけだ」
かすかに唇が離れ、そっと囁かれる。そうやって隼人さんの言葉や態度が私の中に長い間居座り続けている不安をまた溶かしていく。