敏腕社長は雇われ妻を愛しすぎている~契約結婚なのに心ごと奪われました~
「は、隼人さん!?」
「いいよ。もっと未希に好きになってもらいたい。俺がいないと生きていけないくらいに」
彼の行動に驚いたものの真剣な隼人さんの口調になにも言えなくなる。彼の顔を確認するように上から覗き込むと、ふと隼人さんと目が合った。
「未希が欲しいんだ」
真っすぐに告げられた言葉に胸が高鳴り、声が出せない。だから私は彼にぎゅっとしがみついて首を縦に振った。
下りて自分で歩くべきだともうひとりの自分が訴えかけてくるが、恥ずかしさでそれさえできない。
ややあって隼人さんはある部屋に入ったのか、電気がぱっとついたのを感じ取り、おずおずと顔を上げる。
「あ、下ります」
今さらながらに主張したら、隼人さんは私をそっと下ろしてくれた。
グレーを基調にしたシンプルな部屋は柔らかいオレンジ色の光に照らされ、大きなベッドとパソコンで作業できるデスク、本棚などがセンスよく配置されている。男性の部屋そのもので、妙な緊張感が走った。
「隼人さんの部屋、初めて入りました」
家事代行業者としてここに通ったときも、結婚してからもこの部屋には足を踏み入れていない。なにかを許された気がして自然と頬が緩んでしまう。
「そうだな。俺も誰かを入れたのは初めてだ」
なにげない隼人さんの発言に私は思わず彼を二度見してしまった。
「どうした?」
「あ、いえ……隼人さんの初めて、嬉しいです」
ふっと笑みをこぼすと、隼人さんにぎゅっと抱きしめられる。
「いいよ。もっと未希に好きになってもらいたい。俺がいないと生きていけないくらいに」
彼の行動に驚いたものの真剣な隼人さんの口調になにも言えなくなる。彼の顔を確認するように上から覗き込むと、ふと隼人さんと目が合った。
「未希が欲しいんだ」
真っすぐに告げられた言葉に胸が高鳴り、声が出せない。だから私は彼にぎゅっとしがみついて首を縦に振った。
下りて自分で歩くべきだともうひとりの自分が訴えかけてくるが、恥ずかしさでそれさえできない。
ややあって隼人さんはある部屋に入ったのか、電気がぱっとついたのを感じ取り、おずおずと顔を上げる。
「あ、下ります」
今さらながらに主張したら、隼人さんは私をそっと下ろしてくれた。
グレーを基調にしたシンプルな部屋は柔らかいオレンジ色の光に照らされ、大きなベッドとパソコンで作業できるデスク、本棚などがセンスよく配置されている。男性の部屋そのもので、妙な緊張感が走った。
「隼人さんの部屋、初めて入りました」
家事代行業者としてここに通ったときも、結婚してからもこの部屋には足を踏み入れていない。なにかを許された気がして自然と頬が緩んでしまう。
「そうだな。俺も誰かを入れたのは初めてだ」
なにげない隼人さんの発言に私は思わず彼を二度見してしまった。
「どうした?」
「あ、いえ……隼人さんの初めて、嬉しいです」
ふっと笑みをこぼすと、隼人さんにぎゅっと抱きしめられる。