相思相愛・夫婦の日常~カナ♡ネオ編~
それから風呂を沸かし、奏弟に声をかける嶺音。
「カナ、お風呂沸いたよ!
入ってきなよ」

「ネオちゃん、一緒入ろ?」
満面の笑みで言ってくる、奏弟。

「え!?/////」

「え?って、俺の機嫌、直したいんだよね?」

「……/////」
(え?まだ、直ってないの!?)

「一緒に入ってくんないと、俺、口聞かないから!」

「えー」
(これ、脅し?)

「どうする?」

「は、は、は…」

「は?」

「入り…ま…すん…」

「どっち!!?」

「は、入ります!」

「ん!よし、行こっ!!」

手を繋いで、風呂場に向かう。
「~~♪♪」
奏弟は上機嫌だ。

「………」
奏弟が上機嫌になってくれるのは嬉しいが、これ程恥ずかしいことはない。

「ネオちゃん、脱いで?」

「う、うん…/////」
おもいきって脱ぎ、裸になった。

「……/////
ほんと、綺麗…/////」
マジマジと見て呟く、奏弟。

「み、見ないで!!/////」
嶺音は恥ずかしそうに顔を逸らし、スタスタと先に中に入っていった。


「━━━━━そんな怒んないでよ!」
なんとか身体を洗い、今は湯船に並んで入っている。

「……/////」
嶺音は、ずっと顔を真っ赤にしていた。

「もう何回もエッチしてるのに、いっつも真っ暗な中でなんだもん!
こんなはっきりネオちゃんの身体、滅多に見られないでしょ?」

「だって、恥ずかしいんだもん!」

「凄く綺麗だよ?」

「私…ガリガリだし、
それに……む、む、む…胸…/////」

「………なーんで、そんな気にすんの?」

「気にするよ?
やっぱり、ボン!キュッ!ボン!がいいでしょ?」

「うーん…
俺は!“ネオちゃんがいい!”
ネオちゃんだったら、どんなでもいい!」

「え?」

「ネオちゃんなら、痩せてても、太ってても、胸が大きくても、小さくても何でもいい!
大事なのは、ネオちゃんってこと!」

「……/////
う、うん/////ありがとう、カナ!」

風呂から上がり、身体を拭く。
「あ、ネオちゃん。パジャマ着ないでいいからね!」
「え?」

「こうやって…バスタオル巻くだけでOKだよ!」
せっせと嶺音の身体にバスタオルを巻いた。
自身も腰にタオルを巻き、嶺音の手を引き風呂場を出た。
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