相思相愛・夫婦の日常~カナ♡ネオ編~
いつもの朝。

ドタドタ…と急ぐ足音が聞こえてくる。

バン!!とドアが開いて、嶺音が駆け込んできた。
「カナ!!寝坊したー!!」

「フフ…はい、おにぎり!
これ食べていきなよ!」

「うー、ありがとう!!
さすが、カナ!!」

五分くらいで食べ、着替えに行った嶺音。

しかし━━━━━━

バン!!とドアを開け、すぐに戻ってくる。

「ネオちゃん?」

「カナ!忘れてた!」

「………フフ…ギュー?」

「おっ!さすが!!」

両手を広げる奏弟に抱きつく。
「「ギューーー!!」」


着替えて、玄関へ。

「じゃあね、カナ!
行ってきます!」

「うん、行ってらっしゃい!」

「あ、カナ!
行く時は、ちゃんと気を付けるんだよ?
変なおじさんやおばさんについていかないこと!
逆ナンにも、気を付けて!」

「うん。
…………」

「ん?カナ?」

「その、変なおじさんとおばさんの話さ」

「ん?」

「アイさんとの思い出だろ?」

「え?あ、ま、まぁ…」

「なんか、やだ!それ」

「はい?」

「俺、逆ナンなんかされないし。
つか…されても、確実にかわせる。
だからその口ぐせみたいな心配、やめない?」

「う、うん…わかった」

「ん。
てことで!
次、その話したら……」

「え?」
奏弟の顔が、近づいてくる。
そして、耳元に口唇を寄せた。


「━━━━━マジで、一晩中抱くから……!」

と、色っぽい声で囁いた。


「なっ…!!!?//////」
バッと離れ、耳を押さえて顔を真っ赤にする嶺音。

奏弟は、フフ…と笑って「ん!チューしよ?ネオちゃん、遅れるよ?」と口唇をなぞった。

チュッとキスをかわし、手を振った奏弟。

嶺音は、顔を赤くしたままマンションを出た。
「……/////」
(あんなの、カナじゃない!/////
………………でも…)

「か、カッコ良かった…//////
……………でも、でもなぁ…」



一方の奏弟は、優越感でいっぱいだった。

「フフ…!
これで、少しは大人になれたかな?(笑)」

ルンルン気分で、奏弟も仕事に行く準備をするのだった。

すると、嶺音からメッセージが届く。

【カナ。
さっき、とってもカッコ良かったよ!
でも、いつもの甘える可愛いカナも大好きだよ!
だからね。
急いで大人にならなくていいからね!
カナは、今のままで十分素敵な男性で、私の自慢の旦那様だよ!】

奏弟はフッ…と笑って、返信した。


【ネオちゃん。
ありがとう!
でも俺はやっぱり、早く大人になりたい!
ネオちゃんをしっかり支えられるように、余裕を持って過ごしていけるように、背伸びをしなくていいように、追いかけてもらえるように、嶺音ちゃんに頼りにされるように。
言い出したらキリねぇけど、俺はネオちゃんと理想の相思相愛夫婦になりたい!
だから、待ってて!
俺の素敵な、奥さん!】

と━━━━━━━━━










< 68 / 68 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:14

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

王子とシンデレラの執着愛

総文字数/48,965

恋愛(純愛)52ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ただただ……互いを欲し、愛し合う。 狂おしく愛し合うが故に、真龍は空愛を過保護に囲い、空愛は真龍に依存する。 〜王子&シンデレラ夫婦の、微・ヤンデレ物語〜 黒北 真龍 (くろきた まろん) 29歳 ✕ 黒北 空愛 (くろきた あくあ) 20歳 この物語は、フィクションで作者の妄想物語です。 この物語は“大人の恋愛物語”です。 それを踏まえた上でお願いします。 (作品に出てくる名前等は、実際に存在しません。 作者のネーミングセンスは大目に見てください。笑) ※ 表紙画像は、フリー素材です!
クール王子は愛したがり

総文字数/40,909

恋愛(純愛)43ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
特別、美人なわけではないし、 特別、何かに優れているわけでもない。 なのに君といると、 心が洗われ、癒やされる。 君の傍から、離れられなくなる。 〜僕は君に絆されている〜 『ねぇ、ずっと…フジの傍にいてい?』 S大学三年生。 美しい容姿をした超絶イケメン。 性格は冷たくて、恐ろしい。 人嫌いで、迂闊に声をかけると凄まじい迫力で跳ね返される。 しかし藤乃は例外で、甘く溺愛している。 藤乃に対してのみ“僕”という一人称を使う。 城浜 絢世 (しろはま あやせ) ✕ 『アヤと過ごす、穏やかで優しい時間が好き』 Y大学三年生。 ごく普通の女性だが……雰囲気が柔らかく、癒し系。 静かで穏やかな時間や場所、絢世のことが大好き。 姫丘 藤乃 (ひめおか ふじの) この物語は、フィクションで作者の妄想物語です。 この物語は“大人の恋愛物語”です。 それを踏まえた上でお願いします。 (作品に出てくる名前等は、実際に存在しません。 作者のネーミングセンスは大目に見てください。笑) ※ 表紙画像は、フリー素材です!
冷酷・楠木副社長は妻にだけは敵わない

総文字数/62,670

恋愛(純愛)62ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
眉目秀麗・文武両道。 何もかも完璧にこなす、スパダリ。 ━━━楠木 朱李━━━ しかし、性格は……… 自分や会社の迷惑になるモノ、 邪魔者は全て切り捨てる、冷酷な人間。 しかし誰よりも真っ直ぐで、誠実な男。 そんな彼には、例外がある。 それは、妻の千鶴に対してだ。 「朱李くん、ごめんなさい!!」 「ん?」 「朱李くんの大切なフィギュア、お掃除してたら落として割っちゃったの……」 (は?これ……限定のフィギュア…… これを手に入れるのに、二日徹夜したのに……) 「ご、ごめんなさい…私、どうしたらいい?」 「…………あ、いや、いいよ! わざとじゃないし! 大丈夫!」 惚れたら負けとは、よく言ったものだ。 朱李は、千鶴を誰よりも愛していて、 何でも許してしまうのだ。 ~そんな二人の物語~ 楠木 朱李 (くすのき しゅり) × 楠木 千鶴 (くすのき ちづる) この物語は、フィクションで作者の妄想物語です。 不快な点があるかもですが、良ければ読んでいただけると嬉しいです。 この物語は、大人の恋愛物語です。 それを踏まえた上でお願いします。 (作品に出てくる名前等は、実際に存在しません。 そして、作者のネーミングセンスは大目に見てください。 笑) ※表紙画像は、フリー素材です!

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop