妹の方が聖女に相応しいと国を追い出されましたが、隣国の王太子に見初められました。今更戻って来て欲しいなどと言われても困ります。
「……ドルマニア王、あなた方は過ちを犯した。それは、紛れもない事実であり、謝罪が必要なことではあるだろう。しかし、今は解決しなければならない問題もあります。その対処について、話し合いましょう」
「……そうだな」
アグナヴァン様の言葉に、国王様はゆっくりと頷いた。
恐らく、アグナヴァン様は助け船を出してくれたのだろう。これ以上謝られても、私としては仕方ないことだったので、それは助かった。
事実として、この国は危機的な状態である。
その対処は、迅速に行わなければならない。時間がかかればかかる程、事態を収拾するのは難しくなるからだ。
「フェルーナ殿は、我が国の聖女であるエルムルナから、闇の魔力を払う術を学んでおります。彼女が大樹の元に行くことを許してもらえますか?」
「……もちろんだ。この国を蝕む闇を、どうか払ってくれ」
アグナヴァン様からの提案に、国王様は少し逡巡していた。
今や他国の人間である私を、この国の中枢である大樹の元に行かせていいのか、迷っていたのだろう。
だが、それでも最後には頷いた。他に方法がない以上、私に頼るしかないと判断したのだろう。
「……そうだな」
アグナヴァン様の言葉に、国王様はゆっくりと頷いた。
恐らく、アグナヴァン様は助け船を出してくれたのだろう。これ以上謝られても、私としては仕方ないことだったので、それは助かった。
事実として、この国は危機的な状態である。
その対処は、迅速に行わなければならない。時間がかかればかかる程、事態を収拾するのは難しくなるからだ。
「フェルーナ殿は、我が国の聖女であるエルムルナから、闇の魔力を払う術を学んでおります。彼女が大樹の元に行くことを許してもらえますか?」
「……もちろんだ。この国を蝕む闇を、どうか払ってくれ」
アグナヴァン様からの提案に、国王様は少し逡巡していた。
今や他国の人間である私を、この国の中枢である大樹の元に行かせていいのか、迷っていたのだろう。
だが、それでも最後には頷いた。他に方法がない以上、私に頼るしかないと判断したのだろう。