弁護士は相談料として愛を請求する
「先ほどから孫が大変お世話になったようでありがとうございました」
私は席を立つと頭を下げた。
「いえ、私の方こそ、修也君のお陰で楽しい時間が過ごせました」
「ねえ、おじーちゃん。おねえさん、すずせんせいっていうんだって」
「うん?せんせいとおっしゃると……」
「……あ、いえ。私は保育士をしていまして、どうやら修也君の保育園の先生と一緒だと思われたようです」
おじいさんは笑顔を見せてくれた。
「そうでしたか。それでこのいたずらぼうずのことを導いてくれたんですね。この子は活発でね。父親も手を焼いている。キチンと見てろと言ったのに……」
「パパはあそこでまたおんなのひととおはなししてるよ」