弁護士は相談料として愛を請求する
「ごめん止まらない……」
最後は私も違う声が出た。のんは嬉しそうに私を抱きしめて、何度も可愛いと言ってくれた。
翌朝。腰が重くて立ち上がれない私のために、浴槽にお湯を張ってくれた。一緒に入るかと聞かれたけど、断ったら、お風呂まで運んでくれて浴槽に私を入れると出て行った。
綺麗なお風呂。広くて明るい日差しがブラインド越しに入る。恥ずかしい。ブラインドを下ろしてあるので見えはしないが、こんなすごい部屋を借りているのんって一体何なんだろうと改めて思った。弁護士ってお金持ちなんだね。
脱衣所へ戻ると彼が下着を買ってきてくれたらしく、同じサイズの新品が入っていた。恥ずかしすぎる。信じられない。本当にそういう関係になったのかと真っ赤になった。のんのTシャツを着て、部屋に戻った。
彼はまたメガネを掛けてパソコンを見ている。
「……悪い。ちょっと確認するから、冷蔵庫の中の物、何でも飲み食いしてくれ」
「うん。あの、着替え。下着とか、ありがと」