弁護士は相談料として愛を請求する

「来客ですか?」

「違うのよ、第三保育園から連絡があって、そこのお子さんとお父さんがここを見学したいというので来るらしいの」

「……え?」

 しばらくしたら、大きな声がする。

「すずせんせー!」

 びっくりして振り向くとそこには修也君がいた。

「……は?え?修也君、どうしたの?」

「会いたかったー」

 私に向かって抱きつくと頭をぐりぐりしてお腹にすりつける。

 私は背中をポンポン叩いてあげると、他の先生もあっけにとられていた。
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