弁護士は相談料として愛を請求する

 いじわるだ。睨み付けてやった。するとそれを見てまた笑っている。

「そうだとしても、私に何か言う権利はないでしょ。ゆうべのあれは、ほんとに相談料なの?」

 怖かったが、一応聞いてみた。

「質問には順番に答えよう。まずひとつ目。冷蔵庫へ入っていた材料はおふくろが送ってきたもんだ。定期的に送ってきて、たまに作り置きするため来てる。特定の彼女が出来たら行くのやめるから報告しろと言われている」

「なるほど……私生活介入しないけど、のんの食生活は心配してる。おばさんらしいね」

「それから、二つ目。ここに入れた女はすずが初めてだ。それから三つ目……ん?どうした……」

 私はここに入った女性が私以外いなかったと聞いて、ほっとしてしまった。つい、力が抜けた。そして箸を下ろした。

「あ、なんでもないの。それでその……」

「昨日のは……今までと昨日の相談料だ」
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