月明かりタンゴ〜罪の恋〜
そして晴夜お兄さんが私の部屋に来た。

「ねえ可奈どうした?」

やっぱり私を見守ってるお兄さんなんだ。誰もいない時に一緒だった。

「なんでもないよ…」
「ホントじゃないよね?泣いてるんじゃん…」

お兄さんの前でマスクを着れない。私の気持ちはいつもバレちゃうね。

「うん…友達はケンカしてるから泣くしかできない…」

「悲しいからいいよね…悲しい顔も可愛いよ…どんな顔しても可愛い…」

私の涙を拭いた彼は見つめていた。私だけのお兄さんじゃなくても恋しちゃう。

キスされた。たまには子供っぽいかなぁと悩むけどお兄さんとキスする時は本当の大人になれる。

「なんだとしても俺は可奈ちゃんを守るよ?お兄さんに任せて…」
「お兄さん…」

そうだよ…友達がいない世界でもお兄さんはここにいるよ。私を待ってるから悩むことはない。

お姉さんを裏切ってもいい。私をいじめる悪女を裏切ってもいいよ。

私は普通の悪女じゃないよ。

「可愛い…可愛い…」
「やめてお兄さん…もう27歳だよ…」

可愛いって言われたら恥ずかしい…もうすぐおばさんになるよ…

「気にしないで〜可奈ちゃんは、ずーっと可愛いから」

恥ずかしいけど…好き。

なのに…お兄さんは誰かの旦那さんだからこれは罪だよ。神様は愛と言う理由知らないよ。
< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop