月明かりタンゴ〜罪の恋〜
夕方はみこちゃんの会社のビルの前で待ってた。ダコタちゃんと。

「ねーねー尊チャン羨ましいな〜」
「ん?なんで?」
「だってーずっと前から結婚したかったよ…」
「心配しなくてもいいよダコタちゃん!まだ大学生からね…」
「でも友達のみんなは彼氏いるのに…私だけはひとりだよ」

えー!?私もひとりだよ?私も彼氏いないよ?私は恋とか心配しないとだよ!

「おーい!くりぼっちなら一緒にみこちゃんの家に行こう!」
「わかった〜!」

一緒だからいいよね。夕方も一緒だよ。大学の友達と遊びに行った方が良いのに。

「でも…ダコタちゃんが彼氏できてもいいよ?」

恋とか心配する時の頼りにできる友達いなくてもいいよ…

だって…一人で生きれると思う。怖いけどもう大人だからできるよ。強いなのよ。

一人で生きたかった。私をいじめるお姉さんのいない場所。誰かの旦那さんと抱き合ってない場所。探したい。

探せるかな。

でもダコタちゃんとみこちゃんから離れたくない。大切な友達なんだから。

なのに…いつか離れる気がする。

考えた瞬間に、みこちゃんが扉から出て…

私とダコタを見つけられなかったから…隣の男にキスをした。

旦那さんと幸せだと思ったのに…今はなんで他の男とキスしてるの?

そして…みこちゃんの目に見つけられた。
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