+短編+君が好きだから
岡田が学校をでる。
それを待っていたかのように、
えへっと笑顔を見せて、原崎が真っ直ぐこっちに歩いてきた。
そして、背の高い俺を見つめて
確かめるように、慎重にこう言った。
「さっきのってさ…嘘じゃないよね?」
「嘘だったらどうする?」
「…なぁんだー、みたいな。
…悲しい。」
小さな不安そうな声。ちょっとすねたような声。
どうしてこいつはこんなに愛おしくさせる事ができるんだろう。