ヒートフルーツ【特別編集版第2部】/リアル80’S青春群像ストーリー♪
真実、その深い沼/その7
アキラ



その夜、追川さんに電話した

「香月さん…、ちょうど今、家に帰ったところだ。タイミングいいな、はは…」

追川さんから聞いた連絡先は自宅だったから…

「ああ、お疲れのところすいません。今日、彼女と会って…」

オレは単刀直入に、こちらからの他言は身の危険につながるため、今は何も言えない

これが彼女との共通した認識だと伝えた

その上で、虫がいいようだけど、この記事に対するプロの記者から見た、オレたちへの助言をお願いできないかと…


...



はっきり言って、拒絶されるかなとも思ったが…

「わかった。じゃあ、こっちの承知してる範囲でレクチャーするとしよう。前提は、相和会、それに死んだ相馬豹一に関しては、かなり知り得てるが、本郷麻衣のことに関しての詳しい認識はない。それでの意見になるけど、いいかな?」

「はい、ぜひお願いします」

「この記事は言うまでもなく、スクープの域に達していない。その内容、出版元を含めて、世間からはスルーされるよ。だが、当事者で利害関係を有する立場からしたら、全く違ってくる」

追川さんは理詰めで話してくれてる

「まずはいうまでもなく、相和会だ。極論としては、最初に言った理由で、大きな懸念は持っていないと思う。問題は、相和会のオポジションを考えた際だ。敵対勢力のスキャンダルネタはヨダレもんだしな。見逃す手はない。要はそういう視点だよ」

そうか、なるほどだ

で、具体的にはどこになるんだろうか…

相和会のオポジションって…!





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