筒井くんと眠る夜 〜年下ワンコ系男子は御曹司への嫉妬を隠さない〜
それからまたうとうと微睡んで、お昼ご飯を食べた頃に彼は帰り支度を始めた。
『何これ』
筒井くんは一万円札を見ながら怪訝な表情で言った。たった今、私が渡した一万円札。
『なんていうか……その……』
冷静になったらなんだかすごくいけないことをした気がして、お金を渡して割り切った関係ってことにしたくなった。
『お小遣い?』
『そんなところ』
筒井くんはしばらく考えるように無言になった。
『じゃあ2万ちょうだい』
『え?』
『2回したから2万円』
私じゃなくて筒井くんの身体が一回1万円ていうシステムなわけ? って思ったけど、気持ちが良いほど割り切ってくれてありがたいくらい。
私は2万円を彼に渡した。
そしたらお返しに、なぜか筒井くんが持ってたバラの花を一輪くれた。
『小夜ちゃん』
帰り際に筒井くんが玄関で振り返って言った。
『俺たちセフレにならない?』
『え? セフレ?』
意味はわかってるけど、口にしたのは初めてかもしれない。
『小夜ちゃん昨夜よく眠れたんでしょ? それって俺とヤッて疲れてグッスリだったんじゃないの?』
『うーん……そうなのかもしれないけど……』
ストレートすぎる。
『小夜ちゃんが眠るのに協力する』
したいだけなんじゃないの? と思ったけど
『……まあいいけど、セフレっていうんじゃなくて、お小遣いでつながってるようなわかりやすい関係が気楽でいいかな』
グッスリ眠れるのは正直とても魅力的だ。
『ヒモってやつ?』
『そうなのかな。じゃあ、それ』
***
そして現在に至る。今日も2回したからお小遣いは2万円だ。
「もっかいしようか」
訂正。3万円。
筒井くんとのお行儀の悪い関係は、親が敷いたレールの上には絶対無いものって感じがして私を少しだけ自由にしてくれる。
『何これ』
筒井くんは一万円札を見ながら怪訝な表情で言った。たった今、私が渡した一万円札。
『なんていうか……その……』
冷静になったらなんだかすごくいけないことをした気がして、お金を渡して割り切った関係ってことにしたくなった。
『お小遣い?』
『そんなところ』
筒井くんはしばらく考えるように無言になった。
『じゃあ2万ちょうだい』
『え?』
『2回したから2万円』
私じゃなくて筒井くんの身体が一回1万円ていうシステムなわけ? って思ったけど、気持ちが良いほど割り切ってくれてありがたいくらい。
私は2万円を彼に渡した。
そしたらお返しに、なぜか筒井くんが持ってたバラの花を一輪くれた。
『小夜ちゃん』
帰り際に筒井くんが玄関で振り返って言った。
『俺たちセフレにならない?』
『え? セフレ?』
意味はわかってるけど、口にしたのは初めてかもしれない。
『小夜ちゃん昨夜よく眠れたんでしょ? それって俺とヤッて疲れてグッスリだったんじゃないの?』
『うーん……そうなのかもしれないけど……』
ストレートすぎる。
『小夜ちゃんが眠るのに協力する』
したいだけなんじゃないの? と思ったけど
『……まあいいけど、セフレっていうんじゃなくて、お小遣いでつながってるようなわかりやすい関係が気楽でいいかな』
グッスリ眠れるのは正直とても魅力的だ。
『ヒモってやつ?』
『そうなのかな。じゃあ、それ』
***
そして現在に至る。今日も2回したからお小遣いは2万円だ。
「もっかいしようか」
訂正。3万円。
筒井くんとのお行儀の悪い関係は、親が敷いたレールの上には絶対無いものって感じがして私を少しだけ自由にしてくれる。