この唄を君に捧ぐ(誰にも言えない秘密の恋をしました)続編
心菜は可愛い。
彼女の魅力は十分に分かっているつもりだ。
だからと言って、こんなにもライバルが増えるとは…。
外国に行くと、東洋人は無駄にモテると聞くがこう言うことか…と蓮は納得する。
裏手でハンナと楽しそうにキッシュを作っている心菜を見つめ、後、何人を相手に牽制すればいいんだ?…とため息を吐く。
当の本人は、そんな男達の好意など、これっぽっちも気付いていないんだろうな、と蓮は苦笑いする。
夕方のピークを終えて心菜も仕事を終える。
『蓮、今日は手伝ってくれてありがとう。とても助かったわ。』
ハンナが蓮に少しばかりのお礼をと、焼き立てのマフィンと共に給料を渡すが、
『いえ、これは要りません。
俺は心菜を助けたかっただけで働いた訳ではありませんから。
だけど、彼女は甘い物が好きなのでマフィンは頂きます。』
そう言って、にこりと笑い紙袋だけを受け取った。
なんてスマートでカッコいいんだろうと、ハンナも蓮にはお手上げ状態だ。
『それじゃあ、ハンナさんまた明日よろしくお願いします。』
心菜がお礼を言って蓮と共に店を出て行く。
近い未来、2人は日本に帰ってしまうのね。そう思いハンナは寂しくなった。
彼女の魅力は十分に分かっているつもりだ。
だからと言って、こんなにもライバルが増えるとは…。
外国に行くと、東洋人は無駄にモテると聞くがこう言うことか…と蓮は納得する。
裏手でハンナと楽しそうにキッシュを作っている心菜を見つめ、後、何人を相手に牽制すればいいんだ?…とため息を吐く。
当の本人は、そんな男達の好意など、これっぽっちも気付いていないんだろうな、と蓮は苦笑いする。
夕方のピークを終えて心菜も仕事を終える。
『蓮、今日は手伝ってくれてありがとう。とても助かったわ。』
ハンナが蓮に少しばかりのお礼をと、焼き立てのマフィンと共に給料を渡すが、
『いえ、これは要りません。
俺は心菜を助けたかっただけで働いた訳ではありませんから。
だけど、彼女は甘い物が好きなのでマフィンは頂きます。』
そう言って、にこりと笑い紙袋だけを受け取った。
なんてスマートでカッコいいんだろうと、ハンナも蓮にはお手上げ状態だ。
『それじゃあ、ハンナさんまた明日よろしくお願いします。』
心菜がお礼を言って蓮と共に店を出て行く。
近い未来、2人は日本に帰ってしまうのね。そう思いハンナは寂しくなった。