淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
女性が照れくさそうにそう言って、案内を事態する。
普段ならすぐに引き下がるのだけれど、男性をもっと間近で見たくてつい前に出てしまう。

「もしお探しのものがありましたら、声をかけてくださいね」
いいながらも視線は男性へ向かう。

服の上からだからわからないけれど、ほどよく筋肉がついていそうな体だ。
麻里奈は筋肉のついた両腕に抱きしめられるのが好きだった。

力強い男が子供のように麻里奈に甘えてくるのも好きだ。
「ありがとう」

女性にあしらわれてようやく麻里奈はふたりについて歩くのをやめた。
それでもぼーっと男性を見つめてしまう。

お客様の彼氏に手を出すような失態は侵さないが、つい想像はしてしまう。
ダメダメ。

今は仕事中なんだから、男の物色は別のところでやらないと。
麻里奈は自分自身にそう言い聞かせたのだった。
< 17 / 184 >

この作品をシェア

pagetop