淫夢でも溺愛されたい! 〜サキュバスは隣人にガチ恋する~
それでも名前を呼ばないと不機嫌になる男がいるから、めんどくさかった。
「今日はレストランを予約してるんだ」

「どこのレストラン?」
レストランの名前を聞いて麻里奈は安心した。

そこはホテルが経営しているレストランだから、きっと部屋も取っているはずだ。
じゃなきゃ、レストランからホテルまでの移動時間がもったいない。

それから車はスムーズに走り出し、ふたりは他愛もない会話を続けた。
もっぱら男の仕事の話だったから、麻里奈は相槌を打つだけだ。

経営がどうこうとか、自分の成績がどうこうとか、男はそういうことを自慢したいらしいけれど、興味はない。
麻里奈が興味があるのは男の性感帯や、どんな風にエッチをするのかだけだった。

やがて車はホテルの入り口前に止まり、男は慣れた様子でガードマンに車のキーを渡した。
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